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「美味しんぼ」表現問題 閣僚の発言相次ぐ

2014年5月13日 17:55
「美味しんぼ」表現問題 閣僚の発言相次ぐ

 漫画「美味しんぼ」の中の福島第一原発事故に関する描写をめぐって閣僚からは発言が相次いだ。

 問題となっているのは小学館が発行する「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味しんぼ」の中で、福島第一原発を訪れた主人公らが、鼻血を出し、福島県双葉町の前町長も登場して原因について、「被ばくしたからですよ」と話す描写があるもの。

 石原環境相「(専門家から)こういうような因果関係はないとお話を聞かせていただき、それが医学界の通説として定着している中で、なぜこのような事が起きるのか。福島県民のみなさまの思いを思いますと、大変遺憾な事だと言わざるを得ない」

 根本復興相「漫画とはいえ地元の方々の不安や、風評被害を招きかねない内容が描写されている。私は誠に遺憾な事だと言わざるを得ません」

 森消費者相「漫画というのは子供も読みますので、その影響力の大きさを考えると大変残念だなと思います」

 小学館は「因果関係を断定するものではない」としていて、19日発売の次号などで、様々な意見をまとめた特集記事を掲載するという。