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O157感染者数、前年同時期の約2倍に

2014年5月13日 3:06

 今年、報告されている病原性大腸菌・O157の感染者の数が、前年同時期の2倍に上ることがわかり、厚生労働省は、夏に向けて食中毒の予防を徹底するよう、注意を呼びかけている。

 国立感染症研究所によると、今年、報告されているO157の感染者数は、先月20日までで126例に上ることがわかった。前年同時期の約2倍の報告数だという。また、報告された症例のうち約半数は、馬刺しを食べたり、馬刺しを食べて具合が悪くなった人からの感染で、これらの人の7割は40歳未満と、若い人に多いこともわかった。

 厚生労働省は、今後、O157の感染が増える夏に備え、食肉を十分に加熱したり、手洗いを徹底するよう呼びかけている。