ＳＴＡＰ細胞論文に不正があったと認定された問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー（３０）の代理人は実験ノートの一部を報道陣に初めて公開した。

　公開したノートは小保方さん側が先月２０日、調査委員会に提出した、不服申し立てに関する追加文書のコピーの一部で、マウスのスケッチや、「陽性かくにん！よかった」などと、実験結果への感想が記されている。

　小保方さんの代理人は、公開した理由について、「理研側に証拠を何も出していない」という誤解を払拭するためとしている。

　また小保方さんは公開について「エア実験のようにいわれてしまっているのは情けない。ちゃんとやっている証拠を公にしたい」と話しているという。