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理研調査委 小保方氏の要望退け再調査せず

2014年5月8日 10:54
理研調査委 小保方氏の要望退け再調査せず

 STAP細胞論文に不正があったと認定された問題で、理化学研究所の調査委員会は、小保方晴子研究ユニットリーダー(30)からの不服申し立てを退け、再調査は行わないとの方針をまとめた。

 STAP論文をめぐっては、先月1日、調査委員会が論文に改ざんやねつ造があったとする調査報告を発表したことに対し、小保方氏は不服申し立てを行っていた。調査委員会などによると、その後、小保方氏から提出された資料では、先月の調査報告の認識を変えるに至らなかったなどとして、再調査は不要との方針をまとめ、8日午前9時から開かれている理事会で報告書を提出しているものとみられる。

 理事会で報告書が了承されれば、理研は懲戒委員会で小保方氏らの処分を検討することになる。