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米政府が軍など派遣 ナイジェリア少女誘拐

2014年5月7日 11:05

 ナイジェリアで200人以上の女子中学生が誘拐された事件で、アメリカ政府は軍などからなる支援チームをナイジェリアに派遣した。

 この事件は、ナイジェリア北東部で女子中学生200人以上が誘拐されたもので、イスラム過激派の「ボコ・ハラム」が犯行声明を出して西洋式の教育をやめるよう求めている。

 オバマ大統領は「ボコ・ハラムは長きにわたって罪のない人々を殺害している」と非難した上で、「少女たちの居場所を特定し、ナイジェリアを援助するため、軍や他機関の混合チームを派遣した」と述べた。アメリカ政府は「少女たちが、周辺国に連れ去られたという兆候がある」としている。

 一方、現地では新たに8人の少女が連れ去られた。ロイター通信によると、200人以上の女子生徒が誘拐されたのと同じボルノ州で6日、武装集団が銃を発砲しながら住民を威嚇し、12歳から15歳までの少女をトラックに乗せて連れ去ったという。ボコ・ハラムによる犯行とみられている。