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ピーチ旅客機、着陸前に「進入方式」変更

2014年4月30日 12:40
ピーチ旅客機、着陸前に「進入方式」変更

 28日、ピーチ・アビエーションの航空機が、那覇空港着陸の際、高度102メートルにまで下がり海面への異常接近を知らせる警報装置が作動した。そして急上昇の際に高度75メートルまで降下していたことが分かった。ピーチ社は当時、悪天候で視界が悪くなったことから、着陸する前に滑走路に進入する方式を変更していたことを明らかにした。

 ピーチ社によると、異常降下した航空機は、那覇空港に着陸する際、雨で視界が悪かったことから、最終降下の段階で、地上からの信号を受けて着陸する方式から、管制管とのやりとりが多い、レーダー誘導に変更したという。

 海面に異常接近したことについて国土交通省などは、機長が管制官から高度を下げるよう指示されたと勘違いしたとしている。

 ピーチ社によると当時、操縦していた機長はアルゼンチン国籍、副操縦士は日本人で、やりとりは英語だったことから、機長と副操縦士のあいだでコミュニケーション不足があったかも含め、調べている。