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滋賀・三重の警察署、検挙件数帳尻合わせか

2014年4月30日 6:34
滋賀・三重の警察署、検挙件数帳尻合わせか

 滋賀県警の警察署が46歳の男を、実際には全く関係のない窃盗事件で検挙した形にしていたことがわかった。

 滋賀県警によると、去年5月に大津北署が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕した男にDNA鑑定などを行ったところ、4年前に三重県松阪市で起きた窃盗事件に関わった疑いが浮上、大津北署は男を再逮捕したが、この事件は三重県の松阪署がすでに別の容疑者の犯行として統計上、処理していたことがわかった。

 2つの警察署は、松阪市内で起きた別の窃盗事件で男を検挙した形にして余罪の全てを検察庁に送らなくても検挙した扱いにできる「不送致余罪」という手続きで処理したという。

 両県警は検挙の件数を減らさないよう帳尻合わせを行うために不正を行ったものとみて調べていて、事実関係が明らかになり次第、適切に対処するとしている。