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IEに“脆弱性” 利用者は早めの対策を

2014年4月30日 18:07
IEに“脆弱性” 利用者は早めの対策を

 マイクロソフト社のインターネット閲覧用のソフトが、ハッカーに攻撃される可能性が指摘されている問題で、マイクロソフトは修正プログラムの配信を含めた解決策を検討していることが分かった。

 問題となっているのは、マイクロソフト社のインターネット閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー」で、日本の利用者の大半が使用している、バージョン6から11。マイクロソフトは具体的な被害や脆弱性は調査中としているが、ハッカーの攻撃によりパソコン内のメモリが破壊されたりするなどのおそれがあるという。

 マイクロソフトは、設定の環境を最新のものにするよう呼びかけるとともに、調査の結果次第では修正プログラムの配信も検討しているという。

 独立行政法人・情報処理推進機構に話を聞くと、今回の問題で、私たちが個人で利用する際には、ただちに警戒が必要な状態ではないという。ただ、特定の企業への複数のハッカー攻撃が確認されていることから、いつ被害が広がるか判断が難しいため、早めの対策が必要だという。まずは、不審なURLのサイトなどを開かないようにすることや、ほかの閲覧ソフトなどを利用することも対応策の一つだという。