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NYダウ87ドル高、終値1万6448ドル

2014年4月29日 7:50

 週明け28日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、87ドル以上値を上げて取引を終えた。今週は重要な統計が相次いで発表されるため、大きな注目ポイントとなっている。

 ダウ平均株価が28日に値上がりした理由は、ウクライナ東部の情勢をめぐりアメリカのロシアに対する制裁が市場の想定の範囲内だったこと。ただ、市場にとって一番の不安要素であることに変わりはなく、「しばらく株価を大きく変動させる要因だろう」と市場関係者は話している。

 結局、優良株で構成するダウ平均株価は前週末比87ドル28セント高の1万6448ドル74セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同1.16ポイント安の4074.40で取引を終えている。

 今週はFOMC(=連邦公開市場委員会)が注目で、市場としては利上げのタイミングは予想以上に早くは行われないとみている。さらに4月の雇用統計など重要統計が相次いで発表されるため、株価が大きく変動する可能性もある。