ＳＴＡＰ細胞の論文不正問題をめぐり、理化学研究所の調査委員会が研究ユニットリーダーの小保方晴子さんに対し、再度「ヒアリングを行いたい」と打診していたことがわかった。

　ＳＴＡＰ細胞をめぐっては、理研の調査委員会が論文にねつ造・改ざんなどの不正があったと結論付けたことに対し、研究ユニットリーダーの小保方さんが不服申し立てを行い、再調査を求めている。

　小保方さんの代理人弁護士によると、２７日、理研側から連絡があり、「だいぶ時間がたっているため、２８日か２９日に小保方さんに直接ヒアリングができないか」と打診があったという。これに対し小保方さん側は、入院中の小保方さんの体調などを理由に２９日までの急なヒアリングには応じられないと伝えた上で、質問内容を文書で送るよう要請したという。

　代理人の三木秀夫弁護士は、「委員長の辞任など、不信感が高まっている中で、なぜ調査を急ぐのか」と話している。