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“ミサイル”破壊措置 午後にも撤収命令へ

2014年4月26日 7:59
“ミサイル”破壊措置 午後にも撤収命令へ

 政府は北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、自衛隊に対して破壊措置命令を出していたが、26日午後にも撤収命令を出す方針を固めたことが分かった。

 北朝鮮の弾道ミサイル発射に備えた破壊措置命令は小野寺防衛相が今月3日に非公表の形で発令し、海上配備型の迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス艦「きりしま」が日本海で警戒任務にあたってきた。

 防衛省は北朝鮮軍の動向などを慎重に分析した上で、アメリカのオバマ大統領の日本と韓国への訪問日程が終了することや、25日の北朝鮮軍の創設記念日が過ぎたことなどから、26日午後にも自衛隊に対し撤収命令を出すことを決めたもの。

 これにより、イージス艦「きりしま」は撤収するが、防衛省では情報収集などの警戒監視活動は継続する方針。