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iPS細胞など大量培養 新たな方法を開発

2014年4月25日 1:23
iPS細胞など大量培養 新たな方法を開発

 京都大学などの研究グループは、iPS細胞やES細胞を大量に培養する新たな方法を開発したと発表した。

 京都大学の研究グループによると、iPS細胞やES細胞を実用化するためには、高い品質の細胞を大量培養し、コストを下げる必要があった。今回の研究では、食品添加物のジェランガムという物質を加えた溶液の中で培養する三次元培養法を開発したことで、細胞を傷つけずに効率よく培養することに成功したという。

 再生医療は1人あたり数千万円の治療費がかかると言われているが、研究グループでは、今後も研究を進めることで、一般の人でも再生医療が受けられるくらい大幅なコスト削減につなげたいと話していた。