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汚染水対策「凍土壁」6月に本格工事へ

2014年4月23日 11:44
汚染水対策「凍土壁」6月に本格工事へ

 福島第一原発の汚染水対策の一つ、「凍土壁」について、国は効果が確認できたとして、6月にも本格的な工事に入りたい考え。

 「凍土壁」は、福島第一原発の1号機から4号機の山側約1.5キロに凍結管を埋めて地盤を凍らせ、地下水の流入を防いで汚染水の増加を抑えるもの。国は3月から、第一原発敷地内で実証試験を進めてきたが、効果が確認できたことから6月にも、本格的な工事に入りたい考え。

 こうした原発事故の収束へ向けた動きが進む一方で、第一原発から約20キロの旧警戒区域にある南相馬市小高区で病院が再開した。旧警戒区域内の病院が再開するのは初めてで、一時帰宅する住民や除染作業員などの診療にあたる。