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北京モーターショー開幕 日系環境車で攻勢

2014年4月20日 22:08

 世界最大の自動車市場・中国で、20日から「北京モーターショー」が始まった。深刻な大気汚染が問題となりエコカーへのニーズが高まる中、日本メーカーは中国専用のハイブリッド車や電気自動車を相次いで投入し、市場拡大を図る構え。

 今回の北京モーターショーには世界最大規模の1134台が展示され、そのうち118台が世界初公開の車。トヨタ自動車は今年発売する中国向けの新型「カローラ」と「レビン」を発表。来年、初めてハイブリッド車を中国で現地生産し、市場に投入する計画。

 また、ホンダも、中国向けのハイブリッドのコンセプトカーを初公開し、2年後に中国で販売すると発表した。

 一方、日産は中国向けブランド、Venuciaから9月に電気自動車を初めて発売する。さらに地方都市などで新たな購入者層を掘り起こそうと、日本円で82万円以下の小型車を発表するなどし、中国市場で攻勢を仕掛けている。