×

沿岸監視部隊配備へ向けた着工式 与那国島

2014年4月19日 22:43
沿岸監視部隊配備へ向けた着工式 与那国島

 小野寺防衛相は19日、日本の最も西にある沖縄県の与那国島で南西諸島の警戒監視を行う沿岸監視部隊の配備に向けた着工式に出席した。

 与那国島に配備されるのは、陸上自衛隊の沿岸監視部隊で、沖縄県の尖閣諸島をはじめ、東シナ海を航行する船舶や航空機の動きを監視する。部隊は再来年の3月までに配備される計画で、尖閣諸島周辺で活発な動きを見せる中国を念頭に、南西諸島防衛を強化する狙い。

 小野寺防衛相「こういう離島にしっかりとした監視態勢を取ることは、日本の安全保障にとって大変重要だ」

 着工式を終えた小野寺防衛相は那覇市内に移動し、19日夜、沖縄県の仲井真知事と極秘に会談した。アメリカ軍普天間基地の移設問題に絡み、新型輸送機オスプレイの訓練の県外移転など、沖縄の負担軽減策について意見を交わしたものとみられる。