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4者協議終了、暴力自制などで一致

2014年4月18日 7:41

 ウクライナ情勢をめぐり関係する外相4人が一堂に会した4者協議が17日、初めて開かれ、暴力を自制することなどで一致した。

 協議はウクライナ、ロシア、アメリカ、EU(=ヨーロッパ連合)の外相4人が参加してスイス・ジュネーブで開かれた。発表された共同声明では、武装勢力が占拠している建物を明け渡すことや双方に暴力を自制することなどが盛り込まれた。しかし共同文書はもともとロシア側も合意できるような原則論にとどまっている。

 ウクライナ側は協議前、庁舎占拠などにロシアが直接関与している証拠を提示するとしていたが、ロシアは責任を認めなかった。

 共同声明を発表できたことで緊張緩和に向けたスタートラインには立ったが、これを進められるかどうかが今後は試されることになる。