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造影剤使用ミス、78歳患者死亡

2014年4月18日 17:42
造影剤使用ミス、78歳患者死亡

 国立国際医療研究センターは16日、78歳の女性患者が脊髄の検査後に死亡したと発表した。

 女性の研修医が、脊髄への使用が禁止されているレントゲン用の造影剤をそうとは知らずに患者の脊髄に注射し、ショック症状を引き起こしたという。検査を担当した研修医は研修5年目で、過去に別の病院で同じ検査をしたことがあるものの、1人で行うのは初めてだったという。

 患者に使われた造影剤「ウログラフィン」の箱とアンプルにも「脊髄造影禁止」と赤字の注意書きがあったが、この研修医は「造影剤は血管用も脊髄用も同じものだと思っていた」と話しているという。