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上信越高原国立公園を分離、新公園誕生へ

2014年4月18日 11:20

 環境省は全国で2番目に広い面積の「上信越高原国立公園」のうち、妙高・戸隠地域を分離して新しい国立公園として指定する検討を始めた。

 群馬、長野、新潟の3県にまたがる上信越高原国立公園は、志賀高原、谷川岳や苗場、草津などからなる東部地域と、妙高・戸隠地域の、合計19万ヘクタールで構成され、北海道の大雪山国立公園に次いで全国で2番目の広さを誇る国立公園。環境省の計画では、このうち妙高・戸隠地域を分離して新たな国立公園に指定するという。

 理由については、東部地域が主に火山でできた高原である一方、西側に位置する妙高・戸隠地域では火山と、火山ではない山が密集し、自然景観の特徴が2地域で大きく異なることや、千曲川を挟んで東西の地域が独立していることなどをあげている。

 妙高・戸隠地域の新たな国立公園の名称は今後、地元などと調整して決めたいとしていて、今年度中に新たな国立公園が誕生することになる。