×

原子力規制委 東電に管理強化を指示へ

2014年4月16日 15:52
原子力規制委 東電に管理強化を指示へ

 福島第一原発で汚染水の移送中に予定外のポンプが起動し、汚染水が別の建物に移送された問題で、原子力規制委員会は東京電力に対し、監視カメラの設置など現場管理を強化するよう指示することを決めた。

 東京電力は、誤った建屋に流れ込んだ汚染水約200トンの回収と作業員への聞き取りなどを進めているが、これまでのところ汚染水が誤って移送された原因はわかっていない。

 原子力規制委員会は本来使う予定のなかったポンプが起動した背景には、作業員が誰でも建屋に出入りできる状態だったことなどがあると指摘した。

 その上で、建屋への立ち入り管理を厳しくし、監視カメラを設置することやポンプのスイッチがある分電盤に鍵をかけるなど、現場の管理と監視を強化するよう東京電力に指示することを決めた。