生鮮マグロの水揚げで日本一を誇る和歌山県那智勝浦町の漁港で、クロマグロの水揚げが最盛期を迎えている。

　勝浦漁港の市場では、「はえ縄漁」と呼ばれる漁法で釣り上げられたクロマグロが１３日午前４時過ぎから次々と水揚げされた。１００キロ～２００キロ台となる大きなクロマグロは、普段は１日に２、３本の水揚げだが、１３日朝は１３本が水揚げされ、これほどの大漁は珍しいという。

　市場に並べられたマグロは、早速、仲買人が品定めを行っていた。セリにかけられたマグロは、質の良いものでキロ当たり約８０００円で取引され、東京方面に出荷されるという。このマグロ漁は５月頃まで続けられる。