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理研改革委が初会合、研究不正の再発防止へ

2014年4月10日 23:46
理研改革委が初会合、研究不正の再発防止へ

 STAP細胞の論文に不正があったとされる問題で、理化学研究所は10日、研究不正の再発防止策などを検討する改革委員会の初会合を開いた。

 10日に開かれた改革委員会は、理化学研究所の調査委員会が小保方晴子さんらが発表したSTAP細胞の論文に不正があったと認定したことを受けて設置されたもの。改革委員会は、研究者や弁護士など外部の有識者6人で構成され、不正行為の再発防止のため理化学研究所が今後取り組むべき課題の抽出や、改善策などを検討する。

 理化学研究所・野依良治理事長「若手研究者の倫理観、経験の不足、著者間の責任分担の不明確さ、研究所の組織としてのチェック機能が不十分な点など、複合的な要因により生じたことだと(認識している)」

 改革委員会では、早ければ今月中にも報告をまとめる見通し。

 一方、今回、小保方さんを指導し、論文の共同執筆者の一人でもある笹井芳樹副センター長は、来週、会見を開く予定だという。