ＳＴＡＰ細胞の論文で画像に不正があったと認定された理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーが９日午後、大阪市内で記者会見を開き、一連の問題について自ら説明した。

　小保方晴子ユニットリーダー「この度は、ＳＴＡＰ細胞に関する論文の作成に関し、私の不勉強、不注意、未熟さゆえに、論文にたくさんの疑義が生じてしまい、理化学研究所、共同執筆者の皆様、また多くの皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまったことを、心よりおわび申し上げます」

　謝罪の言葉から始まった小保方さんの会見だが、論文の画像にねつ造や不正があったとされたことについては、研究の仕方が自己流であったり、元データを確認しなかったりしたことなどが原因で、悪意ではないと反論した。

　また、ＳＴＡＰ細胞については次のように存在を強調した。

　小保方晴子ユニットリーダー「私自身、ＳＴＡＰ細胞は２００回以上作製に成功しています」「ＳＴＡＰ細胞はあります」

　一方で、不服申し立ての前になぜ実験データを証明しようとしなかったのかと質問されると、「体調面や、外出がままならない状況の中で、間に合わなかった」と説明。また、「第三者が再現実験に成功している」と主張したが、「個人名なので公の場で言えない」と答えるにとどまっている。