理化学研究所の小保方晴子さんらが発表したＳＴＡＰ細胞の論文に不正があるとされた問題で、８日午後、小保方さんが理化学研究所に対し不服申し立てを行った。

　小保方さんの代理人から配布された書類には、何を不服とし申し立てを行うか内容が記されているが、「約２週間という短期間の調査であることに加え、１回の聞き取りがあっただけである」といった記述があり、調査の仕方が不十分であることを主張している。

　さらに、これまで理研が学位論文に関連するとしていた画像について、「共同研究者間で行われるラボミーティングで使用したものであり、学位論文で用いた画像から切り貼りしたものではない」としている。

　そして「再調査を求めるとともに、反論の機会を与え、証拠に基づいた（推測によるものでない）認定判断がなされることを強く希望する」と、研究不正を行っていないとの認定を求めるとしている。