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戦時中に強制労働、中国で約150人が提訴

2014年4月2日 14:44

 戦時中に強制的に日本へ連行され労働を強いられたとして、日本企業を提訴する動きが相次いでいる中国で2日、新たに約150人がこれまでで最も大規模の訴えを起こした。

 原告側の弁護士によると、中国人の元労働者と遺族合わせて149人は、三菱マテリアルを相手取り日本円で総額約38億円の損害賠償と謝罪を求める訴状を石家荘市の裁判所に提出した。

 今回は、すでに日本企業に賠償を命じる判決が出るなど訴訟が先行している韓国から原告団が現地入りし、中国の原告団と連携する動きを見せている。

 原告が100人を超える規模の訴えはこれが初めてで、日本側に賠償を求める動きが広がっている。