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民主党議員ら、小松長官の“質疑欠席”追及

2014年3月31日 17:01
民主党議員ら、小松長官の“質疑欠席”追及

 小松内閣法制局長官が31日午前の参議院・決算委員会の審議を病気の治療を理由に欠席した。これについて民主党の議員は「長官としての職責を果たせていない」などと批判した。

 民主党・尾立源幸議員「本来ならここにきて、集団的自衛権を巡る憲法解釈や憲法改正について議論したいところだったんですけども、毎週月曜日は病気治療のために国会に出てこられないという異常な状態。小松法制局長官、こういう決算委員会に出てきて職責を果たせない事態になっている」

 安倍首相「決算委員会というのは、その年の決算について、どういう問題があったか、その予算が初期の目標を達成しているかどうか、それを審議する委員会のはずであります」「今、場外からですね、後ろがヤジしていますね。冷静に議論ができません。私が指摘したのは、この(決算)委員会に関係無いのではないか、今あると、あるんであれば、なぜあるのか、ここで尾立委員にはですね、証明していただきたいと思います」

 さらに小松長官が先日の国会審議の際、持ち込みが禁止されている携帯電話を見ながら答弁したことについて、民主党の斎藤議員は「常識では考えられない。長官の重責を担わせるのはふさわしくない」などと辞任を求めた。

 これに対し、安倍首相は「今後、ペーパーレス化を進めていく中で、パソコンを活用するという議論もある。今後、注意をしていくということであって、小松長官には今までの見識をいかして、しっかりとその職責を果たしていただきたい」と答えた。