×

日韓首脳、会談前に握手交わす一幕も

2014年3月26日 17:30

 日米韓3か国の首脳会談が25日、オランダ・ハーグで開かれた。日韓首脳の正式な会談は安倍首相就任後初めてだが、北朝鮮の核問題を中心に話し合い、3か国が緊密に連携していくことで一致した。

 会談の冒頭、安倍首相は韓国の朴槿恵大統領に韓国語で話しかけた。朴大統領は目を合わせず、その場で挨拶に応じることはなかったが、会談前には、にこやかな表情で握手を交わす一幕もあった。

 45分間に及んだ会談では、冒頭でオバマ大統領が「北朝鮮の核武装は容認できない」と述べるなど大半は北朝鮮の核問題について話し合われ、北朝鮮に対して3か国が緊密に連携することで一致した。一方で、歴史認識をめぐる問題は議題に上らなかったという。

 会談後、日本政府関係者は「有意義な議論がされた」と成果を強調した。

 一方の朴大統領は「北朝鮮の核問題で3国間の協力が必要な時で、3か国の首脳が1か所に集まり、議論すること自体が意味のあることだ」と会談を評価した。