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首相、集団的自衛権の行使容認に強い意欲

2014年3月22日 22:41
首相、集団的自衛権の行使容認に強い意欲

 安倍首相は22日、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示し、集団的自衛権の行使容認に改めて強い意欲を示した。

 安倍首相「日本近海の公海上において、ミサイル防衛のため警戒に当たる、米国のイージス艦が攻撃を受けるかもしれない。そのときに、日本は何もできないということで本当に良いのか?」「必要なことは、『現実』に即した『具体的な行動論』と、そのための法的基盤の整備、それだけです」

 安倍首相はこのように述べた上で「『現実』を踏まえた安全保障政策の建て直しを進めていく」として、集団的自衛権の行使を可能にするため、法整備などを含めた手続きをすすめる必要性を訴えた。

 この発言に対して公明党の山口代表は記者団の質問に答え「もしこれまでの方針を変えるなら、なぜ変える必要があるのか、内外にどのような影響があるのか、深く広く慎重に検討していく必要がある」と述べ、与党内で慎重な議論が必要だとの考えを改めて示した。