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集団的自衛権の行使容認に強い意欲~首相

2014年3月22日 17:54
集団的自衛権の行使容認に強い意欲~首相

 安倍首相は22日、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示し、集団的自衛権の行使容認に改めて強い意欲を示した。

 安倍首相「日本近海の公海上において、ミサイル防衛のため警戒にあたる米国のイージス艦が攻撃を受けるかもしれない。そのときに日本は何もできないということで本当に良いのか。必要なことは現実に即した具体的な行動論と、そのための法的基盤の整備、それだけです」

 安倍首相はこのように述べ、「現実を踏まえた安全保障政策の立て直しを進めていく」として、集団的自衛権の行使を可能にするため、法整備などを含めた手続きを進める必要性を改めて訴えた。

 一方、安倍首相は「戦後68年間にわたる我が国の平和国家としての歩みは、これからも決して変わることはない」と強調した。

 防衛大学校の今年の卒業生は434人で、自衛官への任官辞退者は10人だった。