彼岸の中日の２１日、犯罪捜査に貢献した警視庁の警察犬慰霊祭が行われた。

　東京・板橋区の霊園で行われた警視庁の警察犬慰霊祭には、警視庁の鑑識課員ら２６人が現役の警察犬３頭とともに参列した。去年の秋以降に新たに埋葬された警察犬は２頭で、イグナッツ号は８年前、板橋区内で起きた強制わいせつ事件で犯行場所を特定するなど５０１回出動、また、ユンボー号は臭いの追跡で車上荒らしの被害を特定するなど４８０回出動し、数々の表彰を受けてきたという。

　釣宏志鑑識課長「鑑識課の一員として、しっかりと最後まで職務を全うしてくれた。本当にありがとう、ご苦労さまと（伝えた）」

　慰霊碑にはこれまでと合わせて２１６頭の警察犬が埋葬されていて、感謝の祈りがささげられた。