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STAP細胞 理研に作製解明を求める

2014年3月20日 0:20
STAP細胞 理研に作製解明を求める

 理化学研究所の小保方晴子さんらが発表したSTAP細胞の論文をめぐり、日本学術会議の会長がSTAP細胞が作製できたのかについても解明するよう理化学研究所に求めた。

 日本学術会議の大西隆会長は19日に記者会見し、STAP細胞をめぐる調査、検証が不十分だとして、「会長談話」を19日に理化学研究所に送ったことを明らかにした。

 会長談話では、論文の不正行為だけでなく、「STAP細胞が作製できたのか否かという、論文の核心についても理研が調査し、解明することが必要だ」と述べ、理研に第三者を入れた調査の態勢をとるよう求めている。大西会長は、理研の幹部に電話でも同じ内容を伝えたということで、理研側は趣旨を理解し、「すでに取り組みつつある」と答えたという。