国籍不明の潜水艦が、沖縄・宮古島沖の接続水域内を潜ったまま航行しているのが確認された。

　防衛省によると、１９日夜、宮古島の領海の外側にある接続水域内を国籍不明の潜水艦が潜没したまま航行しているのを海上自衛隊の哨戒機が発見した。潜水艦はその後も航行を続け、２０日午前に宮古島の接続水域を出て北上したという。領海への侵入はなかった。

　防衛省では、潜水艦は中国軍所属とみて、航行の目的について、分析を進めている。中国軍の潜水艦を巡っては、去年５月にも奄美大島や南大東島などの接続水域内を潜ったまま航行しているのが確認されている。