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公示地価 3大都市圏で6年ぶりに上昇

2014年3月19日 1:48
公示地価 3大都市圏で6年ぶりに上昇

 土地を取引する際の価格の目安となる公示地価が発表された。3大都市圏では地価が6年ぶりに上昇に転じ、景気回復の兆しが見えている。

 全国で最も地価が高かったのは、8年連続で東京・銀座の「山野楽器銀座本店」で、1平方メートルあたりの価格は昨年より260万円上昇し、2960万円となっている。

 全国平均では、住宅地がマイナス0.6%、商業地がマイナス0.5%と値下がりが続いているが、下落率は縮小している。

 特に、東京、大阪、名古屋の3大都市圏の平均では住宅地がプラス0.5%(去年はマイナス0.6%)、商業地がプラス1.6%(去年はマイナス0.5%)と、ともに6年ぶりにプラスに転じた。国土交通省では低金利や、消費動向の回復などが要因と分析している。

 また、住宅地の中では、開催が決まった東京オリンピックの会場に近く、インフラ整備への期待感が高まっている東京都の中央区勝どきや佃、江東区豊洲のマンションの土地が上昇している。