１４日午前２時６分頃、瀬戸内海西部の伊予灘を震源とする地震があり、愛媛県西予市で震度５強の強い揺れを観測した。この地震による津波の心配はない。

　気象庁によると震度５強を観測したのは、愛媛県の西予市。また、愛媛県松山市や広島県呉市、山口県防府市、高知県宿毛市、大分県佐伯市などで震度５弱を観測したほか、関東から九州の広い範囲で震度１以上の揺れを記録した。

　この地震の震源は瀬戸内海西部の伊予灘で、地震の規模を示すマグニチュードは６．２、震源の深さは７８キロと推定される。この地震による津波の心配はない。

　地震発生時の愛媛県松山市内の映像では、カメラが横に揺れているのがわかる。愛媛県災害警戒本部によると、これまでのところケガ人や火災などの被害の情報は入っていないということで、引き続き情報収集にあたっている。

　一方、震度５弱を観測した山口県防府市の消防本部によると、７６歳の男性が地震でベッドから転落し、病院に搬送されたという。

　また、原子力規制委員会によると震度５弱を観測した愛媛県伊方町の伊方原発ではこれまでのところ異常は確認されていないという。