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外務次官級協議も…日韓の溝、埋まらず

2014年3月13日 2:22
外務次官級協議も…日韓の溝、埋まらず

 外務省の斎木事務次官は12日、韓国・ソウルで韓国外務省の第1次官と協議した。安倍首相と朴大統領との首脳会談につなげたい考えだったが、日韓の溝は埋まらなかった。

 斎木次官は韓国外務省の趙太庸第1次官と約3時間にわたって協議した。韓国の政府関係者によると、斎木次官は安倍政権が検証を行うとしている、いわゆる従軍慰安婦問題を巡る河野官房長官談話について、引き継ぐ姿勢を強調した。日本側は今回の協議を日韓や日米韓の首脳会談につなげたい考えもあったが、韓国側はこれまで同様、首脳会談には従軍慰安婦問題で日本側の前向きな対応が必要との立場を示し、進展は見られなかった。斎木次官は当初の予定を1日早め、12日夜、帰国した。

 斎木次官「首脳会談の話については、これからどうなるか、相手があることですから、今の段階では何とも言えない」

 首脳会談の開催を巡る日本国内の報道に、韓国側が反発したとの見方も出ている。