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「STAP細胞」再検証へ~ハーバード大学

2014年3月11日 14:36
「STAP細胞」再検証へ~ハーバード大学

 「STAP細胞」に関する理化学研究所などの論文をめぐり、共同著者が所属するアメリカのハーバード大学医学部が10日、事実関係を調査する方針を明らかにした。

 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーのグループなどによるSTAP細胞の論文をめぐっては、画像やデータが不自然だとの指摘が相次ぎ、10日、共同研究者である山梨大学の若山照彦教授が、他の共同著者に論文の取り下げを呼びかけたことを明らかにしている。

 これについて、共同著者の1人、チャールズ・バカンティ教授が所属するハーバード大学医学部は10日、「我々の注意を引くいかなる懸念も本学の規則に基づいて再検証する」との声明を出し、事実関係を調査する方針を明らかにした。

 一方、アメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、バカンティ教授が10日、「いくつかのミスはあったが結論に影響するものでなく、私の知るかぎり、論文を取り下げる理由はない」と話したと伝えている。