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新垣氏の「耳聞こえている」は「全くうそ」

2014年3月7日 14:25
新垣氏の「耳聞こえている」は「全くうそ」

 「聴力を失った作曲家」として知られていた佐村河内守氏が7日に会見を行い、謝罪した。別人が作曲していた問題が発覚して以降、公の場に姿を見せたのは初めて。

 佐村河内氏は長かった髪を切り、サングラスはかけずに現れ、「他人に曲を作らせていたことは間違っていた」と謝罪した。

 「CDを買って下さった皆様、音楽を聴いて下さった方々、演奏会にお越し下さった皆様、私のうそで非常にご迷惑おかけしたことを謝罪します。本当に申し訳ありませんでした。障害者手帳につきましては検査の結果、返納いたしました。私はこれまで、障害者年金は一度も受け取っておりません」

 聴力が全くないとしていた佐村河内氏には障害者手帳が交付されていたが、医師の検査を受けた結果、感音性難聴ではあるものの「聴覚障害者には当たらない」と診断されたという。「以前から聞こえていて意図的にだましていたのでは」との指摘については、否定した。

 一方、佐村河内氏の曲を作っていた新垣隆氏が「耳は聞こえているはず」と指摘していることについてはこう反論した。

 「耳に関すること、すべて新垣氏はうそを言っている。全くのうそです。もうこんなことはやめにしましょうと新垣氏は何度も言ったと書いてありましたが、全くのうそです。彼はただの一度も私にもうこんなことはやめましょうと何度も言ったことはありません」

 会見では、新垣氏を名誉棄損で提訴することも明らかにしている。