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別人作曲問題 佐村河内氏が会見、謝罪

2014年3月7日 12:45
別人作曲問題 佐村河内氏が会見、謝罪

 「聴力を失った作曲家」として知られていた佐村河内守氏の楽曲を別の人物が作っていた問題で、佐村河内氏本人が7日午前11時過ぎ、都内で会見を行って謝罪した。

 佐村河内氏は髪を切り、サングラスはかけずに会見場にあらわれ、謝罪した。

 「このたびは多大なご迷惑を皆様におかけし、誠に申し訳ありませんでした。CDを買ってくださった皆様、音楽を聴いてくださった方々、演奏会にお越しくださった方々、私のうそで非常にご迷惑おかけしたことを謝罪いたします。本当に申し訳ありませんでした。高橋大輔選手にも深くおわび申し上げます。被災地の皆様、(石巻市の)梶原家の皆様、本当に申し訳なく思っております。深くおわび申し上げます」

 また、佐村河内氏は、横浜市から聴覚障害2級の障害者手帳を交付されているが、あらためて聴力診断を受けた結果、全く聞こえない状態ではなく、感音性難聴ではあるものの聴覚障害者には当たらないと診断されたという。

 「障害者手帳につきましては、検査の結果、返納いたしました。私はこれまで、障害者年金は一度も受け取っておりません。聞きとれる時もあるという状態は非常に説明しづらいのですが、音声はひずんでしまうので、会話は聞きとれないことはほとんど。取材や撮影などでは手話通訳を必要とすることはうそ偽りはありません」

 佐村河内氏は、他人に曲を作らせていたことは間違っていたと話した上で、以前から聞こえていて、意図的にだましていたとの指摘については否定した。