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NYダウ74ドル高 終値1万6272ドル

2014年2月28日 9:07

 27日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日比74ドル24セント高の1万6272ドル65セントで取引を終えた。FRB(=連邦準備制度理事会)のイエレン議長が量的緩和を今年秋に終了するとの発言を評価した格好。

 27日のダウ平均株価は値上がりと値下がりを繰り返した。ウクライナ情勢に対する不安が売りの材料になる一方、イエレン議長が議会上院の公聴会で、雇用情勢などを見た上で、今年秋に量的緩和を終了する見通しを明らかにしたことが買いの材料になった。

 市場関係者は「イエレン議長は明確な発言だった」と評価し、「量的緩和終了の時期が明らかになったことで市場にとっても先を見通す材料となり、良かったのではないか」と話している。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は26.87ポイント高の4318.93で取引を終えている。