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「杉原千畝」名乗る人物がアンネ本を寄贈

2014年2月27日 16:36
「杉原千畝」名乗る人物がアンネ本を寄贈

 東京や横浜の図書館でアンネ・フランクに関連する書籍が破られる被害が相次ぐ中、都内の図書館に「杉原千畝」を名乗る人物から「アンネの日記」など137冊が贈られていたことが分かった。

 東京都立中央図書館によると、24日、「杉原千畝」を名乗る人物から「アンネの日記」など関連書籍137冊が届いたという。杉原千畝さんは、ナチスドイツの迫害から多くのユダヤ人の命を救った日本人外交官として知られているが、28年前に亡くなっている。

 書籍が届いた当日、図書館には「杉原」を名乗る人物から「本を活用してほしい」という電話があったということで、本は今後、都内の図書館に配布される予定。

 都内や横浜の複数の図書館では、アンネに関連する書籍や杉原さんの本など300冊以上が破られているのが見つかっていて、警視庁などが連続器物損壊事件として捜査している。