白鳥がシベリアへ「北帰行」本格化 酒田市
山形県酒田市の最上川河口などで冬を過ごしていた白鳥たちがシベリアへ戻る「北帰行」が本格化している。
「酒田市白鳥を愛する会」によると、今シーズンの白鳥の北帰行は、ほぼ平年並みの2週間ほど前から始まった。最上川河口周辺は現在、さらに南で越冬した群れの中継ポイントにもなっている。
26日も午前7時半頃から、川面を蹴って飛び立った白鳥の群れが上空を旋回した後、鳥海山のある北の方向へ飛び去る様子が確認された。
酒田市白鳥を愛する会・後藤栄会長「本当に無事帰ってほしいし、また新しい誕生した子どもを連れて、次のシーズンには来てもらいたい。そのために私たちは、地域の環境づくりを力を入れてやっていきたい」
最上川河口周辺では、まだ雪もわずかに残っているが、白鳥たちは春の気配にせかされるように次々と川面を飛び立っていた。