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エルニーニョ現象で冷夏の可能性も~気象庁

2014年2月25日 17:10

 気象庁は来月から5月までの3か月予報と8月までの暖候期予報を発表した。この夏は、5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性があり、北日本を中心に冷夏になる可能性があるという。

 3月から5月までの3か月間は、この冬、日本に厳しい寒さをもたらした偏西風の蛇行が弱まるため、沖縄、奄美地方を除いて気温は平年並みになる見込み。

 一方、6月から8月までの夏の期間は南米のペルー沖で海水温度が高くなるエルニーニョ現象が5年ぶりに発生する可能性があるという。このため北日本を中心に太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、北日本で冷夏となる可能性がある。

 また、東日本では平年並み、西日本や沖縄、奄美地方では平年並みか、やや高くなるとしていて、今年の夏は極端な猛暑にはならない見込み。