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規制委「対策が機能せず」汚染水漏れ

2014年2月25日 1:31
規制委「対策が機能せず」汚染水漏れ

 福島第一原発のタンクから汚染水100トンが漏れた問題で、原子力規制委員会は「対策が機能していない」として、東京電力に対し管理方法の見直しを求めた。

 福島第一原発では先週、本来閉じているはずの配管の弁が開いていたことからタンクが満水となり、汚染水があふれ出た。24日に開かれた原子力規制委員会の会合では、東京電力が多重防護の対策として3つ取り付けていた弁が全て開いていたことや、タンクの水位計を十分に監視していなかったことなどについて、委員から「漏えいにつながらない設計や管理がなされていたはずだが、機能していない」との指摘があり、管理方法の見直しを求めた。

 一方、東京電力は、弁が何者かにより操作された可能性があることから、24日までに作業員98人の聞き取りを行うなど調査を続けている。