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ウクライナ衝突 米国も制裁を検討

2014年2月21日 11:34

 ウクライナでは、反政権デモ隊と治安部隊の衝突で、20日だけでも新たに47人が死亡するなど事態が悪化している。

 ロシアとの関係を強化する政権への抗議デモが続くウクライナでは、19日に政権と野党との間で暴力の停止で合意したが、その後もデモ隊と治安部隊の衝突が拡大している。

 20日も首都・キエフで衝突が続き、ウクライナ保健省によると、47人が死亡した。事態をうけて、EU(=ヨーロッパ連合)は20日、暴力行為の責任者のEUへの渡航を禁止し、資産を凍結するなど、ウクライナに対し制裁を科すことを決めた。

 一方、アメリカのバイデン副大統領も20日、ヤヌコビッチ大統領と電話会談し、治安部隊の即時撤収を求めるとともに、アメリカとしても暴力行為の責任者に対する制裁を検討していることを伝えたという。