スマホ発熱でトラブル 相談が急増
スマートフォンが発熱しヤケドをしたなどの相談が急増している。
国民生活センターによると、スマートフォンを使用中、本体が発熱してヤケドをしたという相談や、充電中に端子が焼け焦げたなどの相談が、昨年度だけで523件寄せられたという。前年度の5倍以上と急増している。
スマートフォンは、パソコンと同じように、内部回路への負荷が増大すると発熱する性質がある。国民生活センターのテストでは、スマートフォンでゲームアプリやテレビ電話を10分間、使用すると、温度が60℃近くまで上昇したという。
寄せられた相談の中には、8分ほどの通話で頬を低温ヤケドしたなどの相談もあり、ケガにつながる報告は2009年度から去年までに268件寄せられているという。
また、充電端子にほこりなどの異物が付いたまま充電すると、ショートに近い状態が起こって端子が焼け焦げたり、火災につながることもあり、国民生活センターは注意を呼びかけている。