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大雪から6日“孤立”続く奥多摩町から中継

2014年2月20日 18:00
大雪から6日“孤立”続く奥多摩町から中継

 大雪から6日たった20日も、関東地方の山間部では一部の集落で孤立状態が続いており、雪崩による被害も出ている。雪崩で道路が寸断されたり、建物が壊れたりする被害が出た東京・奥多摩町から中間詩織記者が中継。

 奥多摩町の中心部では除雪も徐々に進んではいるが、道路はまだ車1台が通ることが出来るスペースはない。また、屋根に積もった雪が重みで下がってきていて、今にも落ちそうなくらいとなっている。14日の大雪から6日がたつが、こういった落雪や雪崩による被害が相次いでいて、十分に注意が必要だ。

 雪崩の影響で4時間以上も生き埋めになった男性を取材した。石山久輔さん(64)は15日未明、就寝中、部屋の中に雪が一気に押し寄せ、天井近くまで達した。石山さんはわずかな隙間から4時間かけて脱出し、助かったという。

 奥多摩町役場によると、現在も125世帯221人が孤立しているほか、雪崩で建物が倒壊するなどの被害が報告されていているという。

 今後の天候は、関東甲信の山沿いでは20日夕方から夜にかけて再び雪が降るところがあるとみられているが、大雪の心配はないという。

 奥多摩町にはまだ除雪が完了していない細い生活道路がいくつもあり、日常を取り戻すのにはまだ時間がかかりそうだ。