×

福島第一原発 汚染水漏れ、100トン流出

2014年2月20日 12:21
福島第一原発 汚染水漏れ、100トン流出

 「東京電力」は20日、福島第一原発で汚染水を保管するタンクから汚染水が漏れ、タンクを囲うせきから約100トン流れ出たと発表した。

 東京電力によると、19日午後11時半頃、汚染水を保管しているタンクの一つでフタの部分から汚染水があふれ出ているのを、巡回していた作業員が見つけた。汚染水には高濃度の放射性物質が含まれており、タンクを囲うせきの外に約100トン流れ出たという。東京電力は「近くに排水路はなく、海への流出はないと考えている」としている。

 タンクに汚染水を入れる弁が、本来は閉まっているはずなのに開いていたため、満水のタンクから汚染水があふれ出たということで、東京電力は、原因について、弁を閉め忘れた可能性があるとしている。