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遺伝子発見 アルツハイマー治療の可能性も

2014年2月4日 11:52
遺伝子発見 アルツハイマー治療の可能性も

 大阪大学の研究グループは、アルツハイマー病の発症に直接影響を与えている遺伝子を新たに発見したと発表した。アルツハイマー病の根本的な治療方法につながる可能性もある。

 研究グループによると、アルツハイマー病の患者の脳には「アミロイドβ」という特定のたんぱく質が多く蓄積されているが、「KLC1」と呼ばれる遺伝子がその量をコントロールしていることが新たにわかったという。研究グループはアルツハイマー病になりやすいマウスとなりにくいマウスを調べ、KLC1に注目、ヒトの患者の脳でもKLC1がアミロイドβの量をコントロールしていることがわかったという。

 どうすればこの遺伝子を減らせるのかや、減らした場合の副作用についてはまだわかっていないが、研究が進めばアルツハイマー病の根本的な治療につながる可能性があるという。