タイでは２日に総選挙が行われたが、反政府デモ隊の妨害で投票が行えない選挙区が相次いだ。デモ隊は、インラック首相の退陣を求めて３日もデモを続けている。

　反政府側のリーダー・ステープ元副首相は、インラック首相の早期退陣を求めてデモを続ける方針。選挙管理委員会によると、反政府側による選挙妨害のため、全国３７５選挙区のうち６９選挙区で今後、再投票が行われる予定。

　地元メディアによると、ポンテープ副首相が１週間以内に再投票を行うべきと発言しているが、議席が確定するまでには数か月かかるとみられている。政治の空白が続くため、経済などへの打撃も懸念される。