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東電、経常利益1892億円 3年ぶり黒字

2014年1月31日 21:14
東電、経常利益1892億円 3年ぶり黒字

 東京電力が発表した去年4月から12月までの決算は、2年連続で増収増益となり、経常利益は東日本大震災以降3年ぶりに黒字となった。

 東京電力の去年4月から12月までの決算は、売上高が前年同期比10.8%増の4兆8001億円、経常利益は3842億円増の1892億円となった。第3四半期で経常利益が黒字となったのは、東日本大震災以降、3年ぶり。大幅な円安の影響で燃料費の負担が過去最高の水準となったものの、電気料金の値上げや人件費の削減などにより、黒字を確保した。

 しかし、東京電力の新しい再建計画は新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働を前提としており、7月の再稼働ができない場合、電気料金のさらなる値上げが必要になるとしている。黒字を確保しながら電気料金をさらに値上げした場合、一般の利用者から理解が得られるかは不透明。