３１日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比９２円５３銭安の１万４９１４円５３銭。

　３１日朝の東京株式市場は、アメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が値を上げたことを受けて、取引開始から買い注文が先行し、一時１００円以上値上がりした。その後、株価は一時下げに転じる場面も見られ、市場では新興国の経済への不安が払拭（ふっしょく）できていないとの声も聞かれた。午後は、外国為替市場で円相場が１ドル＝１０２円台前半と、午前よりやや円高に傾いたことから輸出関連株を中心に売り注文が出て、日経平均株価は値を下げて取引を終えた。

　東証１部の売買代金は概算で２兆８４２７億円、売買高は概算で３０億８０８４万株。